− Story −


牢獄のような閉塞感漂う「団地」から逃げだしてきた奏と息吹。
新しい生活はなにもかも鮮やかに彩られ、憧れた自由で充ち満ちていた。
ふたりは永遠にふれる一瞬の幸福を感じていた。

たとえ振りほどけない過去の記憶に古傷が開いても。死した恋人への罪の意識に苛まれようとも。
祈りをあげるように、懸命に生きた。やがて傷は癒され、罪は赦されると固く信じて。


 − Epigraph −

罪は君を渇望している。
しかし、君が罪の支配者にならねばならないのだ。
                    --- 創世記第四章第七節

今ふたたび、たとえ私たちが愛の風景ばかりでなく、
いくつもの悲歎の名が刻まれた小さな墓地と
他の者たちが死んでいった、あの恐ろしい沈黙の深淵を知ろうとも、
今ふたたび私たちはふたり外へ出でたち
年老いた樹の下で、横たわる私たちは今ふたたび
花々のあいだにあって、空を仰ぎみる。
                    --- ライナー・マリア・リルケ

 − Music −

劇中音楽提供の酒本信太の作品を紹介します。今回製作していただく楽曲は、全曲オリジナルの新作となります。




Tokyo New Cinema『Plastic Love Story』テーマ曲 "Breathing Song"


 − Image Photographs 1 −





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 − Recording Photographs −





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